２００８／２／１０
鼠ヶ関漁港




　また氷の上へと誘われていたんですが、立春も過ぎたし、天気も良好だし、冬の海としては絶好のチャンスと思い、鼠ヶ関まで行くことにしました。

　内陸地方は朝から結構な降雪で、気象庁発表では山形市では深夜に２０ｃｍ近く降雪し、朝の総降雪量は３２ｃｍ。

　午前のうちに出発。

　１１２号を走り、月山の第２トンネルあたりでは、かなりの積雪量！路面は除雪されていてアスファルトが見えていますが、脇には２ｍくらい積もっていそうです。

　
　月山第２トンネルの入り口付近


　しかし、しかし、
　鶴岡の市街地を抜け、海が近くなると、途端に雪が見えなくなり、海に出ると、ほぼ完全に雪が無くなりました。

　
　鼠ヶ関の赤・白灯台付近の全景。雪が無い！


　はっきり言って、テンション↑↑です(笑
　さっそく小物釣りの準備をし、岸壁を覗くと・・・・。

　います、います。小さな黒い影が。
　はっはっは。もらった！
　キミたち、次々に我が撮影台に乗っていただくぞ。
　と、エンペラーな気分です。完全に上から目線です。

　天気の良さもあって、食いはバツグン。
　次々とライトロッドに小刻みなアタリがきます。

　で、釣れたのは、

　
　サビハゼ　全長９．５ｃｍ　下顎に白ヒゲがあるハゼです。　

　
　チャガラ　全長７ｃｍ　遊泳性の強いハゼです。

　
　アカオビシマハゼ　全長８ｃｍ

　
　メバルＣ型　全長７ｃｍ　これは難儀した。日中メバルほど難易度が高い小物はいないぞ！


　そして、陽気に包まれながら、ひゅんひゅんロッドを動かしながら岸壁をテクトロしていると、赤く大きな魚が餌を追ってきた、勢い余って食いそこねたが、また反転して餌に猛然とアタック！一瞬クジメだなと思ったが、まったく違った！引き抜いてみた瞬間、あ、カジカ！と思った。

　全長１５ｃｍ。
　でかい。

　赤くてカジカ体形。アナハゼ類とはわかったが、色や肥満度に惑わされ、そのときは種は特定できなかったが、水汲みバケツを忘れていたので、ぱぁ〜っと元気に鰭を広げているうちに素早く撮影。そしてリリース。あとでデジカメを見ると、バカでかいが、どう見てもアサヒアナハゼ。

　ちなみにハゼの名が付いているが、カジカの仲間だ。

　
　アサヒアナハゼ　全長１５ｃｍ　それにしても、この大きさ、肥満度。


　さて、港内を歩き回って釣り、なかなか満足したので、同行していたｍａｔｕさんの様子を見に行く。
　どこに居るのかなぁと思っていたら、磯のほうに居た居た。

　
　初公開。ｍａｔｕさんの勇姿です。暗くなってから本領発揮でした。

　聞くと、クロは不発で、アタリは無い様子。暗くなったらメバル釣りに切り替えだなぁと言っていた。

　ＭＫＴさんは、あいかわらず近くで小物狙い。近くの磯釣り、穴釣り師は何やったんだ？な視線(笑
　この視線が最近は快感であったり（爆

　たまに、何を狙っているのか聞かれたが、

「何でも釣りますよ〜！」
　と言うと、

「あぁ・・・何でもですか（その場所でねぇ・・・釣りを知らないなコイツ）」
という感じ(笑


　さてさて、夕方になって水温が低下したのか、小物の姿は消えてしまった。


　暗くなってから徘徊する大物に狙いを絞り、根から１ｍほど離れた砂地に仕掛けを入れる。小物がビビるくらいに餌を大きく付け、置き竿のドラグフリーでアタリを待つ。

　１０分くらい釣り歩いて、置き竿を確認すると、ラインがピンと張っている。


　カリカリ・・・

　！！

　ドラグが動いている。


　ドラグを締め、ロッドを立てると、
　あれ？根がかってらあ・・・。

　グングン！

　いやいや、魚が根に入ったか、オモリが根に食われたな。
　困った。とりあえず、ラインブレイクしない強さでテンションをかけ続ける。
　１分後。

　ズル・・・

　　ズル・・・

　ゆっくり抜けてきた。そして、ふっと完全に抜けた感触のあと、グングン引いて抵抗しながら横に走って、黒い影がまた根に潜ったのが見えた。ありゃ！またかー。

　渓流用のライトロッドなので、魚の動きが制御できないのである。
　また魚と綱引きだ。

　ズル！っと抜けた。グングン引く。
　なんとか足元まで寄せた。

　アイナメだ。
　魚を抜こうとしたが、暴れるのと魚の体重で竿が折れそう。
　左手でラインを掴んで抜いた。

　２８ｃｍ。釣りとしては自慢できるサイズでは無いが、ライトロッドの相手としては大満足。

　
　アイナメ　全長２８ｃｍ　根に潜る様子を実際に見ることができた。


さて、あたりが完全に暗くなったが、ここからは完全にｍａｔｕさんの時間になった。ポイントと釣りを熟知していて、面白いようにメバル、ムラソイを釣る。２０ｃｍ超えもいて型が良い。その釣るテンポが面白く、１時間ほど、完全にｍａｔｕさんの釣りばかり見物していた。

　
　ｍａｔｕさんのムラソイ。全長約２０ｃｍ。
　
　しばらく見ていたが、気温が０度を下回ろうとしていて、風も強くなってきたので帰宅することに。ｍａｔｕさんはその後も粘り、２５ｃｍのムラソイが出たと携帯にメールがきた。さすが冬の釣り師です。






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