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アブラハヤ

全長11cm

分類
コイ科ヒメハヤ属

学名
Phoxinus lagowskii steindachneri Sauvage, 1883

全長

最大15cm

分布
日本海側では青森県から福井県、太平洋・瀬戸内海側では青森県から岡山県まで。朝鮮半島。

生活・食性
雑食。河川の上流から中流すむ。産卵期は初夏。

特徴
体表がぬるぬるしている。タカハヤに似るが、体側中央付近を暗色縦帯が走り、その上を細い金色の縦帯が走る。ただし、どちらの縦帯も不明瞭なことがある。尾柄部がタカハヤより細い。尾鰭基底中央に小さな暗色斑がある。

食利用
腸を丁寧に取り除いて唐揚げにすれば美味しく食べれる。

管理人MKTの雑記
清らかな流れの川には必ずといっていいほどいる魚。おおよそウグイと生息域が重複するが、河口や海にはいない。どちらかというと中流から上流に多い。また、タモロコのように水深の浅いU字溝水路まではほとんど侵入しないようだ。ある程度の群れで行動し、昼間でも活発に餌を捕食するので、小物釣りの格好の対象になる。あまり大型にならず、雑食のため、水槽飼育にも適している。山形県のアブラハヤは在来種だと思われるが、全てのアブラハヤの生息地が在来なのかと考えてみると、ちょっと疑問に思うところもある。また、外来種タカハヤとの生存競争も気になるところではある。
2009.5.10

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