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ボラ

全長50cm
撮影協力:釣り人様


分類
ボラ科

全長
最大70p、普通50cm程度

分布
本州以南の日本全国

管理人MKTの雑記
ボラは防波堤や磯の釣りをしているとよく目にする魚。生息域が同じで姿が酷似した近縁種にメナダがいる。普通、釣り人は特にボラとメナダを区別せず「ボラ」と呼んでいる。ボラに種類があることはあまり知られていないようだ。メナダは背中はこげ茶色系の黒であるがボラは青みがかった黒い色。また、ボラは目のまわりの脂瞼(しけん)と呼ばれる透明、又は半透明の脂肪組織が目を覆うくらい発達しているが、メナダは未発達。ボラは体側に黒っぽい色の縦縞が数本あるがメナダには無い。ボラは岩に付着した藻類や泥の有機物などを主食にするためか身が臭いことが多く、食材としては好まれないことが多い。しかし、沖合で釣れたものや生活環境によっては刺身にしても美味。ただし、寄生虫の恐れがあるので生食は避けたほうがよい。食するときは十分に加熱したい。春〜初夏に成魚が大集団で行動する姿をよく目にする。大型魚でも集団意識は強いようだ。狙って釣る人は少ないが、釣るならオキアミを使ったウキ釣りかサビキ釣りがよい。ボラの引きは強烈だ。

2017.12.3

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