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ブリ

全長36cm

分類
アジ科

全長
最大110cm

分布
日本各地

管理人MKTの雑記
日本周辺のみに分布する日本近海の固有種。若魚はエサの小魚を追い海水濃度の薄い汽水域に侵入することも多い。アジやイワシなどの小魚やイカなどを捕食する。大きさで呼び名が変わる出世魚として有名で、関東・東北ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと名前を変えるが、どこを境界線とするかは人の感性によるところも大きいので当サイトでは言及は避けるが、30〜50cm程度の若魚をイナダと呼ぶことが多い。庄内地方ではイナダ以下の小さい個体をワカシと呼ばずアオコと呼ぶ。ハマチとは本来はイナダの関西における呼び名だが、市場では養殖の小型個体をハマチと呼んでいる。しかし、あくまでもそれらの呼び名は俗称であり、大きさに関わらず標準和名は「ブリ」である。釣りの対象としてはスピードとトルクを兼ね備え釣って楽しめる魚だ。秋から冬に釣れる天然のブリは脂がのって美味。養殖ものが脂臭い傾向にあるのは、カタクチイワシなどの高カロリー餌の与え過ぎと運動不足が原因。なお、天然であっても春から夏に釣れるブリは身に脂が少なく不味。姿が似た近縁種にヒラマサがいるが山形県では稀。

2017.12.3

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