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フクドジョウ
全長8cm
分類 ドジョウ科フクドジョウ属 学名 Noemacheilus barbatulus toni (Dybowski,1869 ) 全長 20cm 分布 北海道、サハリン、朝鮮半島など。本州は移入。 生活・食性 川の砂利底などを好む。雑食だが水棲昆虫などの動物食を好む。産卵期は春〜初夏。 特徴 口髭は6本で全て上唇にある。尾鰭はやや湾入する。側線は体側中央を頭部から尾鰭基部まで直送する。不規則な暗色斑紋が体側に散在する。 食利用 柳川、大型は塩焼きや蒲焼など。 管理人MKTの雑記 移入種。随分とずんぐりしていて、背から見ると独特の模様が目立つ。以前は珍しかったが今では山形県の各地で捕れる。北海道以北が原産である事から、移入経路はサケ科魚類の放流が深く関係しているのだろうと想像する。雑種形成は見られないが淘汰や生存競争などでフクドジョウが優位になっている場所が多く見られる。多くの水域では一度の調査で数個体を確認するに留まるが、山形県南部は魚影が濃く、ある水域ではドジョウ類の9割以上がフクドジョウという場所も珍しくない。よって山形県における拡散のコアは置賜地方であると推測する。生息域ではヒガシシマドジョウ、ホトケドジョウなどの希少な在来ドジョウ類を完全に囲い込み、淘汰に追い込む傾向が強い。極めて注意すべき種だ。 2013.1.5 |