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カムルチー
全長40cm
撮影協力:川雑魚水族館様(現在廃館)
分類 タイワンドジョウ科 学名 Channa argus (Cantor,1842) 全長 80cm。ときに1mを越える。 分布 自然分布は中国大陸、朝鮮半島。日本国内は移入。 分布・生活 流れが緩やかな川、沼に生息する。肉食で動くものなら何でも食べるが、積極的に獲物を追うことはせず、ゆっくり忍び寄るように近づいて捕食する。 特徴 背鰭軟条数45〜54本、臀鰭軟条数31〜35本。体側斑紋は大きい。 食利用 食用可だが寄生虫がいるので生食は厳禁。熱処理が必要。 管理人MKTの雑記 いわゆる俗称ライギョ。昔は、あちこちの沼に放流されていたが、環境変化や駆除により生息数が激減した。国外からの移入種であるため、本来はスッキリ駆除しなければいけないのだが、幼少の頃の水面に浮かぶカムルチーの記憶のせいなのか、駆除は寂しい気持ちになるのが正直なところ。昼間はのんびりと水面に浮かび、時折、空気を直接吸う。そのとき、バフッという独特な音がする。空気を吸わないと死んでしまう変な魚なのだ。歯が鋭いので扱うときは注意が必要。捕食しようと獲物に近づくとき、興奮するのか暗色斑紋が薄い色になる。中国では食料にしており、日本にも食料として昭和初期に持ち込まれたらしいが、ニシキヘビのような風貌に馴染まなかったのだろう、食用としては扱われなかった。同じくライギョと呼ばれる近縁のタイワンドジョウは大きくならず最大で全長50cm程度。 2010.6.8 |