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カワムツ
全長9.5cm
写真提供:Haver Stock様
分類 コイ科 (2008年に新属名 Nipponocypris が提唱されたが日本語表記は未定) 学名 Nipponocypris temminckii (Temminck and Schelegel,1846) 全長 普通は全長15cm程度。 分布 自然分布は関東以西の本州、四国、九州。東北地方は移植。 分布・生活 河川の中流から上流に多い。水生昆虫を主に捕食する。産卵期は初夏。 特徴 臀鰭が棘数3本、分岐軟条数10本。側線上方横列鱗数10〜12枚。一般に言われる体色の傾向は個体差があるので参考程度のキーと考えたほうが良い。 食利用 食用可だが一般的ではない。 管理人MKTの雑記 以前はカワムツB型とされていた。庄内地方にいることは知っていたが、村山地方で見つけたと当サイトに写真提供があった。西村さんの協力をを得て写真の個体はカワムツであると同定された。よく調査しないと分からないが、最上川水系全域への拡散が予想される。ただし、今のところ生息数は少ないのではと思う。多くの川を調査している当方が見ていないからだ。近年まではオイカワ属とされ、その体形はオイカワに酷似する。カワムツの近縁にはヌマムツがいるが、ヌマムツは臀鰭の分岐軟条数9本、側線横列鱗数13〜15枚と計数形質が異なる。 2009.10.12 |