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マルソウダ
全長35cm
分類 サバ科 全長 最大50cm程度 分布 北海道以南の日本各地、世界各地の温暖・熱帯海域 管理人MKTの雑記 いわゆる俗称「ソウダガツオ」の一種。普通は大きな群れで沖合いを回遊し、夏~秋にかけては稀に接岸してサビキやルアーで釣れる。高速で遊泳している魚なので釣れれば引きは強烈。近縁のヒラソウダとは体の断面がより丸いことから区別できるが、もっと確実なのは、鰓蓋の上方の黒斑が背中の黒色帯と繫がっていればマルソウダ、完全に分離していればヒラソウダ。マルソウダやヒラソウダはヒスタミンを生成する菌が血液中に多く、特に本種マルソウダは多いので生食は避けたほうがいい。常温で放置するとヒスタミンの生成を促進するので、持ち帰るときはすぐに血抜きをしてクーラーで凍らせ、新鮮なうちに過熱して食べること。ヒスタミン中毒は軽度の食中毒とされるが、頭痛、吐き気、蕁麻疹(じんましん)が出るなどの症状を引き起こし、症状は個人差があるので注意したい。なお、一度生成されたヒスタミンは簡単には熱で分解しない。常温に生のまま長時間置いたものは捨てたほうが良い。新鮮なうちに熱を加えればヒスタミンは増加しない。 2018.10.25 |