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トビウオ類(種の特定できず)

全長35cm
撮影協力:近くの釣り人様


 ■トビウオ類と表記した経緯について

WEB魚図鑑様への同定依頼した結果、この写真では決定的な同定は不可能とのこと。ツクシトビウオ、ホソトビウオ、ハマトビウオの可能性が高いが同定のポイントが写真では不明なためわかりませんとのこと。しかし、珍しい写真をお蔵入りにするのも惜しいので、以前は当サイトでツクシトビウオとしていたものをトビウオ類と改めて公開することにしました。
 2006/2/11



 ■トビウオ科の魚について

小さな種で全長25cm、大きな種では50cmになる。日本で見られるトビウオの仲間は25種以上知られており、そのほとんどが温暖な地域に分布している。トビウオ科の魚が山形県の陸から釣れるのは非常にまれ。主に表層付近を回遊する。飛行するのに特化した長い鰭をもち、危険を感じると飛行して逃げようとする習性がある。東北地方の日本海ではツクシトビウオ、ホソトビウオ、ハマトビウオが多く、ツクシトビウオとホソトビウオは側線鱗数が51枚以上、背鰭前方鱗数が30〜35枚で胸鰭先端が暗色ならツクシトビウオ、透明域があればホソトビウオ。また、第1鰓弓下枝の鰓耙数が20〜23本ならホソトビウオで、16〜17本ならツクシトビウオ。ハマトビウオの側線鱗数は61〜68枚、背鰭前方鱗数は40〜47枚。この3種の胸鰭に明瞭な斑紋はなく、胸鰭上部の1軟条のみが不分枝になっている。つまり、同定するには背面、側面の鱗が数えられる写真と、鰭を広げて写した写真が最低でも必要になる。さらに、魚をさばいて鰓の中の第1鰓弓の写真が撮れれば確実だ。

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