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ヤマメ (サクラマス)
ヤマメ 全長23cm
サクラマス 全長48cm
分類 サケ科 全長 陸封のヤマメは普通20〜25cm、最大35cmほど 降海するサクラマスは普通50〜60cm、最大70cmほど 分布 四国地方から神奈川県にかけた一部の地域以外の九州以北 降海してサクラマスとなるのは日本海側は島根県以北、太平洋側は千葉県以北 管理人MKTの雑記 生まれた川で一生を過ごす個体をヤマメと呼び、海に下り1〜2年後に回帰する個体をサクラマスと呼ぶ。北の地方ほど降海率が高くなる。普通は学名ひとつに対して和名はひとつであるが、サケ科の仲間は生活史によって和名を変えて呼ぶ事がある。海に下りサクラマスとなるのはメスが圧倒的に多い。海に下るのは幼魚期のヤマメであり、成魚になってから海に下ることはない。海を目指す幼魚は銀色の鱗をもつようになり銀毛(ぎんけ)ヤマメと呼ばれる。陸封型のヤマメでもエサが豊富で個体間の競争心が薄れた場合に銀毛化(ぎんけか)する場合があるが、この陸封の銀毛は擬似銀毛と呼ぶ。ヤマメは体側に大きなパーマーク(斑点)があるのが特徴。サクラマスは銀白色の鱗に覆われている。水生昆虫や小魚を好み、大型になるにつれて魚食性が強くなる。産卵期は秋で、ヤマメ同士の産卵はもちろん、回帰した大型のサクラマスと小型のオスのヤマメが産卵をする例も珍しいことではない。ダムなどで海と閉ざされた環境の場合、ダム湖を回遊生活して湖沼型サクラマスとなる場合がある。ヤマメもサクラマスも食味は美味。ただし生食は寄生虫の恐れがあるため危険。 2014.9.7 |