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ウグイ


全長23cm

分類
コイ科ウグイ属

全長

最大40cm程度

分布
全国各地

生活・食性
河川の上流から海まで広範囲に分布するが、生活の中心は淡水。産卵は初夏に集団で行う。雑食性。

特徴
背鰭前方鱗数は37枚以下。婚姻色は体側にオレンジ色の縦帯が3本出る。臀鰭の縁は僅かに湾入する。

食利用
あまり食用とする地方はないが、冬〜春は臭みがなく食用に適している。

管理人MKTの雑記
いわゆる俗称ハヤ。ときに全長50cmほどまで成長するが、川の上流や閉鎖的な環境では全長15〜20cm程度に留まることもある。一生を淡水で過ごすタイプと、海と川を行き来するタイプがいる。ウグイを川の魚だと思っていると、海のマアジ釣りの仕掛けに掛かったりして驚く。水質への適応能力に優れており、他の魚では生きていけないような酸性度の高い川でも生きていけるという。実際、生活排水が流れ込む場所に集まっている様子を見ることがある。一般的な文献では、体側にオレンジ色の縦帯が3本あるのがウグイされるものの、腹部に近い1本が濃く、他の2本は薄い個体も多い。言葉では形容しにくいが、婚姻色に関しては、黒帯が走る感じも合わせて目を慣らしておきたい。普段の体色も変異が多く、多くは銀白色であるものの、黄色みがかったり、緑色っぽかったり、ほんのり桜色だったりする。雑食で藻類、昆虫、小魚など何でも食べるため、釣りとしては練り餌でも小型ルアーでも釣れる。初夏から晩秋は身が生臭いうえに水っぽくてまずいが、冬〜春は身が締まり臭みが無くなる。最上地方ではウグイを食べる習慣が残っており、ウグイ料理を出す店もある。

2012.8.16

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