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ウケクチウグイ
全長28cm
撮影協力:Haver Stock様
分類 コイ科ウグイ属 学名 (Doi and Shinzawa, 2000) 全長 最大60cm 分布 北陸地方、東北地方の一部。 生活・食性 河川の中流を中心にすむ。降海型は存在しない。肉食性ではあるが歯は無い。 特徴 下顎は吻より僅かに出ており、それらの先端は黒い。背鰭前方鱗数は40枚以上。婚姻色は頭部から腹部付近を通り、尾柄までを明確に走る。その背側にも薄く2本ほど走ることがある。 食利用 普通は食べない。 管理人MKTの雑記 和名が示すとおり、下顎が突き出していて受け口(ウケクチ)になっていることが和名の由来。全長50〜60cm程度まで成長するが80cm超の記録もあり、ウグイ属の中では最も大型に育つ。汽水域や海水域からの採捕例が無いことから降海しないと思われる。肉食魚ではあるが歯が無いことから、小魚の補食は他の肉食魚よりも下手なのではないかと推測する。環境省においてはウケクチウグイを、「近い将来における絶滅の危険性が高い種」として扱いレッドデータブックに記載している。山形県においても「レッドデータブックやまがた」に記載し絶滅危惧種として扱っている。よって捕獲した際には慎重に扱いたい。2010年にHaver Stockさんの協力により、ウケクチウグイの成魚が数多く生息する水域を確認できた。 2011.1.16 |